日々の泡、満ちる月、還る命

整体生活を通しての身体と思いのつれづれを。

凪いでいる海

 
左肘が冷たくて冷たくて凍っている方の愉気を受けたら
凪いでいる海の風景が見えた
空は遠く不透明な青藤色
海は赤墨のような黒紅のような
途方もなく深く沈んでいく
命の蠢きが感じられるような海

泣いてばかりのその人の
気休めすら出来ないわたしの未熟さを呪う
あの時腎臓に愉気するチャンスはあったよね