日々の泡、満ちる月、還る命

整体生活を通しての身体と思いのつれづれを。

2019-01-01から1年間の記事一覧

凪いでいる海

左肘が冷たくて冷たくて凍っている方の愉気を受けたら 凪いでいる海の風景が見えた 空は遠く不透明な青藤色 海は赤墨のような黒紅のような 途方もなく深く沈んでいく 命の蠢きが感じられるような海泣いてばかりのその人の 気休めすら出来ないわたしの未熟さ…

魂を繋ぎ止めておくもの

今、お店で展示中の作家先生は いらっしゃるお客様と深い深い哲学的なお話をされる方で、わたしはずっと背中側で聞き耳を立ててお話を聞いている。 ・・・ 展示会初日に作品について疑問に思ったいくつかのことを聞いてみると、作品に点を穿つことについて …

感覚の細やかさについて

冬になって体が引き締まってくると 普段は感じない感情のざわめきが聞こえるようになる。 そして普段からぼーっとしている私がつい焦るのは、 他の人は普段からこう細やかに濃やかに色んなことを感じながら生活しているんだろうなと。 わたしはなんと大雑把…

静かな時間

北アルプスの ある山の頂上近く 母なる大地の隆起の尖端で あの雲達が交わり合うエクスタシーと 太陽の恍惚 静かな営みに わたしは涙が溢れた 今、この野口先生の言葉を見つけて、 この広大な宇宙の営みに 人間として参加しているわたしの 致し方を思います …

気合

立ち昇る渦巻くながれる照らす こんなにも壮大な営みの中にわたしの生命 も 在る 雲に乗ることもできる高い暗闇の中から足下の光を見つめることもできる 行気そして無声の気合 わたしの挨拶は無事届いたでしょうか響いたでしょうか

つくづく、社会には適応できない自分に呆れてしまう。 頭でこうしようと思っても身体が断固拒否。 しなくちゃいけないことではなくて 出来ること…身体がやりたいと求めてることをきちんと聞いてあげないと、わたしは壊れてしまうのです。 日曜日に受けたボデ…

焦恋

これが現実なのか夢なのか、夢の中の話をしているのか、もっと壮大な、魂の話をしているのか。わたしのことなのか、ある女の話なのか、その人の話なのか、あるいは隣にいる人の話なのか。 確かなものが わたしには見えない。 感じることが、 独りよがりでは…

夢見

さようなら、という言葉は人があくまで独りであることを強調していると思うのです。さあ、それでは。 あなたはそちらへ行くのですか、わたしはこちらに。甘い余韻さえも残さずに淡々とそれぞれの方向へ向かう、そうやってそれぞれの生がわずかに並行する時が…

腎臓

僕ならば 君の腎臓を食べたい ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2月から続く左首筋の硬直が取れず ふと思い付いて目の温湿布をしてみた。 何度か繰り返し、大きな息が入って弛んだのを確かめて止めると あくる朝(木曜日)、胸椎上部の過敏と、寒気、そして発熱の予感。そ…

光の泡

よく見ると 数珠つなぎに連なっていて 濃淡がある光の珠これとこれ、という 一見離れた現実にも 見えない連なりがあるということ でしょう。

アレコレ考えると八方塞がりで苛立ちと無力感にジリジリする。今いる世界は自分がいたい世界ではないのだ、要するに。 わたしの人生で成し遂げたいことは何かという、二十からずっと望んできたことを手放し新たな方面に進むべき岐路に立っている。 大きな意…

覚悟

遺すということを始めてみようと思った、脳腫瘍検査の前日。 悲観していない、むしろ力が湧いてくる、感謝が増える、やりたいことに絞れる、良いことだらけだ、覚悟というやつは。