日々の泡、満ちる月、還る命

整体生活を通しての身体と思いのつれづれを。

里親になる

とにかくどうにかして現状を変えないと私の爆発は収まらないから、そう決めると、母は早かった。 ただし決めたのは私で、行動に移したのは母だということが、私の育ちと性格を大きく表現していると思う。 その猫は保護猫の多い沖縄から空輸されて私たちの家…

うさぎとかめ

人はわたしを見て亀のようだと思うらしい。 亀、亀、言われると、単純にいくつか思い出すのはイソップの「うさぎとかめ」、「浦島太郎」或いは映画にもなった「海獣の子供」。わたしは蛙派なので亀と言われることは「のろま」と言われてるみたいでコンプレッ…

アンモナイト

トトロが出てきそうな明るい森。 昨日1日を引きずって体液が沈んだように重い中、2時間ほど歩いているうちにパアッと流れが変わる瞬間があった。以後ニコニコ、視界も明るく、重心も安定、前向き、旦那さんも安心の顔。 歩きながら、操法で、あなたの中に胎…

手の感覚

わたしとわたしの外界の間には薄い透明の膜がある。 その膜について先生に聞いてみても、「昔からでしょう」と言われるだけなので、色々試したり観察しながらも、もう治らないものなのだと半分諦めている。 その残り半分が捨てきれないのは、愉気のため。愉…

美しいものを見つけに

在宅ワークになってから、美しいと感じる瞬間を探しにお散歩をするようにしている。言葉はなかなか感じる通りのことを相手に伝えることはできないけれど、写真ならわたしが感じたことを端的に伝えることができると思う。 これからのことを思うと自然と重心が…

脱なんで地獄

自己の欲する表現技術には かならずたどり着くもの 『存在の危機感』あるいは『生命の直接の表現』と言った、現代芸術に共通した精神は、原始に通ずるものを思う ー岡部嶺男 どの書籍に記載があったのかちょっとわからないのだけれど、この陶芸家の言葉をメ…

立方体記念日

久々に時間ができたので 筆動法をしようと墨と硯を出す。 とはいえ私は墨摺りが好きなので、 いつも墨汁を作るまでで終わり、そして瓶に貯めておく。 いつかどかんと書きたくなる日がくるのを待っている。・そうこうしてる間に死んでしまうよ。 明かりを付け…

ジャンプ力

こんな時にあろうことか発熱をしてしまった。 一昨日からやけにはしゃいだり捻くれたりしていたかと思うと、雪の昨朝からは寒気が続き、夜には37.5℃の熱。 頭痛や怠さなど症状はなにもなく、普通に活動できるのだが、わたしにはこれから症状が悪化する身体な…

わたしは股関節が少し弛いのか、左脚の鼠径部から股関節に違和感がある時がある。 連動して尾てい骨も痛くなる。 そういう時はやたらと片足立ちをしたくなって、そうすると腰を少し落として沈むことになり、気持ち良い。 何かすると積極的に調整要求で活元運…

頭の穴追い

春の愉気法は頭の穴追い。本来ならば2・3回行うのが良いのだが、今年の春も一度で終わりそう…その貴重な機会のお相手は整体歴30年以上のベテラン女性。頭をお借りして。 右側の第二の弛緩から始まり、浮き出てくる硬結を集めていく。すると愉気する親指の先…

どどんぱ

職場に、150cm足らずながら豊満で、人の中心にいたがる同い年の女性がいるのだが、彼女のジワジワと覆いかぶさられるような制圧感に息が止まってしまうことが頻繁に起きる。それは大抵彼女のエネルギーが余っている時で、男性と女性に対する態度や、特に複数…

5日目

昨朝のスピンオフは目の活元運動から。 疲れが残っているからか、スマホを見つめているのが嫌だよと、そこが電車内だろうが目はクルクル動き出す。2日間の休み明けで仕事が始まってからもなんだかぼーっとしちゃって、お客様方の話題の中心というより自分の…

4日目

活元運動と卵巣行気長い変動を凡そ終えて、ようやく季節に沿って変化する身体を感じ取れるようになってきた。 時間の経過は年を取るということ。 浦島太郎が龍宮城から現世に戻った後の心地は、どんなものだっただろうか。 このひと月は残業で帰宅が夜中にな…

少し違った試みを

特に宣言する必要もないのかもしれないけれど、このブログに書き綴る内容を、より具体性をもたせたものに変えてみようと思います。 思考整理と表現の練習をしてみます。 表現下手なわたしと、わたしの整体生活を興味深く応援してくれる友のために。

日本語の美しさに涙が出てくるのは、 今のわたしの身体の疲れのせいでしょうか、 それとも純粋なる心の共振のせいでしょうか。 ・ ・ ・とあるブログに、 「憶」とは口に出さず胸が詰まるほどさまざまにおもいを馳せること愛する 慕う いつくしむ 大切にする…

凪いでいる海

左肘が冷たくて冷たくて凍っている方の愉気を受けたら 凪いでいる海の風景が見えた 空は遠く不透明な青藤色 海は赤墨のような黒紅のような 途方もなく深く沈んでいく 命の蠢きが感じられるような海泣いてばかりのその人の 気休めすら出来ないわたしの未熟さ…

魂を繋ぎ止めておくもの

今、お店で展示中の作家先生は いらっしゃるお客様と深い深い哲学的なお話をされる方で、わたしはずっと背中側で聞き耳を立ててお話を聞いている。 ・・・ 展示会初日に作品について疑問に思ったいくつかのことを聞いてみると、作品に点を穿つことについて …

感覚の細やかさについて

冬になって体が引き締まってくると 普段は感じない感情のざわめきが聞こえるようになる。 そして普段からぼーっとしている私がつい焦るのは、 他の人は普段からこう細やかに濃やかに色んなことを感じながら生活しているんだろうなと。 わたしはなんと大雑把…

静かな時間

北アルプスの ある山の頂上近く 母なる大地の隆起の尖端で あの雲達が交わり合うエクスタシーと 太陽の恍惚 静かな営みに わたしは涙が溢れた 今、この野口先生の言葉を見つけて、 この広大な宇宙の営みに 人間として参加しているわたしの 致し方を思います …

気合

立ち昇る渦巻くながれる照らす こんなにも壮大な営みの中にわたしの生命 も 在る 雲に乗ることもできる高い暗闇の中から足下の光を見つめることもできる 行気そして無声の気合 わたしの挨拶は無事届いたでしょうか響いたでしょうか

つくづく、社会には適応できない自分に呆れてしまう。 頭でこうしようと思っても身体が断固拒否。 しなくちゃいけないことではなくて 出来ること…身体がやりたいと求めてることをきちんと聞いてあげないと、わたしは壊れてしまうのです。 日曜日に受けたボデ…

焦恋

これが現実なのか夢なのか、夢の中の話をしているのか、もっと壮大な、魂の話をしているのか。わたしのことなのか、ある女の話なのか、その人の話なのか、あるいは隣にいる人の話なのか。 確かなものが わたしには見えない。 感じることが、 独りよがりでは…

夢見

さようなら、という言葉は人があくまで独りであることを強調していると思うのです。さあ、それでは。 あなたはそちらへ行くのですか、わたしはこちらに。甘い余韻さえも残さずに淡々とそれぞれの方向へ向かう、そうやってそれぞれの生がわずかに並行する時が…

腎臓

僕ならば 君の腎臓を食べたい ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2月から続く左首筋の硬直が取れず ふと思い付いて目の温湿布をしてみた。 何度か繰り返し、大きな息が入って弛んだのを確かめて止めると あくる朝(木曜日)、胸椎上部の過敏と、寒気、そして発熱の予感。そ…

光の泡

よく見ると 数珠つなぎに連なっていて 濃淡がある光の珠これとこれ、という 一見離れた現実にも 見えない連なりがあるということ でしょう。

アレコレ考えると八方塞がりで苛立ちと無力感にジリジリする。今いる世界は自分がいたい世界ではないのだ、要するに。 わたしの人生で成し遂げたいことは何かという、二十からずっと望んできたことを手放し新たな方面に進むべき岐路に立っている。 大きな意…

覚悟

遺すということを始めてみようと思った、脳腫瘍検査の前日。 悲観していない、むしろ力が湧いてくる、感謝が増える、やりたいことに絞れる、良いことだらけだ、覚悟というやつは。